3月よりスタートしたこのコーナーでは、素敵な“創り手”さんをインタビュー形式でご紹介させていただきます(#^▽^#)
創り手さんは、農家さんに限らず、食に関連するものの創り手さんなら幅広く~
なんで「食」only?? だって私食にしか興味ないんだもーん ってもう開き直っちゃってます(笑)
今までは、私の言葉でまとめちゃっていたけれどやっぱり会話の中にある人物像を読んでる方に感じ取っていただきたいし、せっかくの輝きを私の言葉が見落としちゃうといけないから…
そして、創り手さんには、新たな創り手さんをリレー方式で紹介していただきます♪
まだ、お会いしたことのない素敵な創り手さんに出会えるとあって私もわくわくのコーナー♡
さぁ、そして第1回目となる作り手さんは都城市梅北町にある農業生産法人株式会社アモールの伊鹿倉 正樹氏さんです♪
まずは、伊鹿倉さんの農園をぐる~っと見せて頂きました。
HARUKA :「広~ぃ!!伊鹿倉さんの家はずっと前から農家さんだったんですか??」
伊鹿倉氏 : 「祖父が戦後、農業を始めて最初は葉タバコ農家でした。祖父は、戦時中は飛行機の整備士をしてたみたい。去年で70年。今年で71年目だね。」
HARUKA :「伊鹿倉さんは今何歳?いくつの時に就農したんですか?農業したいって思ってたんですか??」
伊鹿倉氏 : 「昭和53年生まれの37歳。都城農業高校の農業科卒業して宮崎県立高鍋農業大学校で2年さらに農業のこと学んで20歳で就農。なので17年だね。3才く らいからトラクターに乗って遊び感覚で仕事の手伝いをしてたって親に聞いた事がある。畑が遊び場だった。中学くらいの時かな。自分は農業するんだなぁって 意識し始めたのは。両親が後は継いでくれるもんだと思ってたみたいで自然な感じで。でも何回も農業辞めようと思ったよ(笑)。」
HARUKA :「でも辞めずにずっと農業続けているのはなんで??」
伊鹿倉氏 : 「ん~自分には農業しかないんだよね。今となってはこの時代に農業してて良かったなって思うよ。農業ってみんな同じ事してない、やり方って決まってないから面白いんだよね。」
HARUKA :「今は、どんなお野菜を作ってるんですか?」
伊鹿倉氏 : 「トンネルごぼうとパスライトごぼう、焼酎用の黄金千貫とムラサキマサリ、里芋、米、キタアカリ(ジャガイモ)。でも今後は、品種を絞ってもっとシステ マチックにしていきたい。そうすることでその作物の専門知識も増えるしその作物に集中できる。よりいいものを作りたい。」
HARUKA :「伊鹿倉さんの畑で特におすすめの作物ってなんですか?」
伊鹿倉氏 : 「ごぼう!!土の肥料設計をオリジナルに変えてる。窒素・リン・カリのカリの部分を極力少なくして柔らかくきめの細かいごぼうができるようにしてる。柔らかい分、折れやすくはなっちゃうけどやっぱり食べてくれる人に美味しいと思って欲しいから。」
HARUKA :「伊鹿倉さんはごぼう料理で何が一番好きですか?」
伊鹿倉氏 : 「揚げたやつ!!スライサーで長く細く削ったごぼうに片栗粉を付けてカリッと揚げて塩で食べる!おやつにもつまみにもおかずにもなる!すき焼きにごぼう入れて食べてもうまいんだって。」
HARUKA :「あ、美味しいかも~やってみたい♪」
伊鹿倉氏 : 「ってまだやったことないけど(笑)」
HARUKA :「普通に食べてるのかと思ったし(笑)」
伊鹿倉氏 : 「人から聞いたの(笑)。すき焼きの時に奥さんに〝ごぼう入れたら美味しいんだって~″って言ったら〝ごぼうとか入れたことないしぃー″で入れずじまい…。」
HARUKA :「んじゃ私がやって美味しかったら知らせますね(笑)ちなみにそんな奥様との出会いは?」
伊鹿倉氏 : 「飲み会。美味しいネギがあるって言ったら買いに来てくれてそこから。んで我が家に来たら美味しい野菜がずっと食べれるって口説いたの(笑)」
HARUKA :「農業やってて良かったですね(笑)ご結婚して今どれくらいですか?農作業一緒に手伝ってくれるんですか?」
伊鹿倉氏 : 「今ね、1644日目。農作業手伝ってくれるけど今は育休中。ちょうどサツマイモの苗植え頃からまた手伝ってくれる予定。」
HARUKA :「すごーぃ。ちゃんと携帯に記念日入れてる♪アンドお子ちゃま誕生の日からのカウントも♡」
HARUKA :「伊鹿倉さんは今後、どのような農業をしていきたいですか?」
伊鹿倉氏 : 「農業を産業にしたい。農業を第一次産業にしないと後継者を育成することができないから農業を盛り上げていくことには使命感を持ってる。昨 年の3月23日に法人化して改革に乗り出した。いち農家のままだと収穫量によって収入の変動も大きいから組織化していくことで安定した農業を作り家族を守 られるような農業の仕組みを作りたい。これから個人向けのネット販売やカフェをする予定。でもこれはあくまでも主体の農業を守るためのファン作り。株式会 社アモールのファンを作ることがこれからは大事だと思ってる。10年以内には海外にも進出したいし。今はいろいろな勉強会に参加したり、いろいろな人との 出会いの中を通して学ぶことができる。」
HARUKA :「どんなカフェをしたいんですか?」
伊鹿倉氏 : 「子育て中のお母さんが息抜きできるとこ。経験談なんだけど、うちも子供が出来てから小さな子供連れでもゆっくりくつろげる場所ってあまり無いなと思って てさ、だから安心してくつろげるようにカフェに保育士さんも常駐してもらって。奥さんが以前カフェで働いていたから美味しい珈琲でくつろいでもらいた い。」
HARUKA :「奥様もう了承済み?」
伊鹿倉氏 : 「いろいろ企画書作ってると妻が〝え?!ホントに夢とかできたらいいな~ってくらいに思ってた″って(笑)だって!でも、そういってたら進まないからス タートをきる!1日が長いのか短いのか分からない。あれこれしていて時間が過ぎるのがアッという間なんだけど1年を振り返ると濃い時間が多くて長いって感 じるよね。」
HARUKA :「そういう時ってわくわくしますよね♪楽しみですね。伊鹿倉さんって自分が作った野菜に対してどんな想いなんですか?」
伊鹿倉氏 : 「種植えて成長して行く段階ではどれくらい大きくなったかな~っとか成長を楽しみにする感じだけどいざごぼうの収穫となれば、出荷1回分まとめて収穫する と2トントラック一台分とかになるから、一体どこに行き誰がどんなふうに食べるんだろ~って考える。やっぱり自信が無いものは出せないから品質には自信が あるよ。」
HARUKA :「伊鹿倉さんのお野菜はどこで買えるんですか?」
伊鹿倉氏 : 「市場に出す分と会社前の無人販売所『愛ちゃん市場』で販売してる。(ちなみに愛ちゃんはお母様♡)次期愛ちゃんも居ますよ!妻が愛美なんで、、、」
HARUKA :「わたし、作り手さんの『手』が好きなんですが写真撮らせてください。折角だから自慢の畑の土持ったとこ♪」
伊鹿倉氏 : 「畑って生き物なんだよね、どの畑で何の作物でも作れるわけでは無いんだよ。ここの畑も35年以上前に購入してずっと育てて来た。だから今では素直な作物が育つ様になってきた。ここまで畑を育てて来たかいがあったよね。」
-って写真撮らせてもらいました(*^_^*) ―
HARUKA :「あれーー??おしぼりなーぃ、持ってきたはずなのに。。。。ごめんなさーぃ>△<(汗)」
-その後、伊鹿倉さんの畑で霧島山がとってもきれいに見える畑に案内していただきました。お天気は良かったものの春の霞空でほんわりしていたもののそれもそれで素敵な景色でした♡
そして、カメラ取り出す時にカメラケースから無事おしぼり発見できました(笑)
【伊鹿倉さんのお野菜が購入できるところ】
・愛ちゃん市場無人販売所(宮崎県都城市梅北町9414-1)
キタアカリ(じゃがいも)…通年
ごぼう…6月~9月
からいも・シルクスィート・黄金千貫…9月~なくなるまで
<愛ちゃん市場>
<キタアカリ>
<ごぼう畑>
<伊鹿倉さんのお気に入りの畑から見える霧島連山>
帰ってから早速、愛ちゃん市場でGETしたキタアカリでお料理~♪
まずは絶対コレ!!って買ったときから決めてたの♡ やっぱじゃがバターだよね~♡おやつにしちゃいました。
十字に切り込みいれたキタアカリを圧力鍋で蒸して高千穂バターに天然塩でこりゃもぅたまんなぃ(*^ω^*)
キタアカリの美味しさがもう口のなかいっぱいでほっくほく笑顔が止まりません♪
んでもって夕食にはポテトグラタン♪
皮ごと薄くスライスしたキタアカリを耐熱容器に入れてチン♪グラタン皿に並べてちょこっとコンソメを加えた生クリームを流し、塩気の利いたハムとチーズをのっけて焼けば~
うん♪やっぱりうんまぃ♡
しかもこんなにおいしいキタアカリさん、袋にたっくさん入って100円とは驚き!!
美味しくなるまで寝かせてから店頭に並べるんだって♪そりゃ美味しいはずです♪
今度、ごぼうの時期になったら愛ちゃん市場に行かなきゃね♪
さぁ!そして伊鹿倉さんからバトンを手にしたのは都城市高城町のKIYANSE FARM 大前さんです♪ どんなお話が聞けるのか待ち遠しいなぁ~
次回のレポートもお楽しみに(*^_^*)