″人は食べ物からできている 食べ物は命をつなぐ”
ケンコー食品工業㈱は昭和47年に都城市鷹尾に創業しました。
素材の質と麹の力をかけあわせ 添加物を使わず、国産原料にこだわり味噌 醤油を中心製造・販売しています。
工業的に安価にモノをつくり大量生産するよりも 身体をつくる食を丁寧につくりたいと環境や食文化、生産者など食の本質を大事にして〝本当にたべてほしい、残すべき価値あるものをつくりたい”という想いが伝わってきました。
『都城を大豆の産地に』~みやだいず地域おこしプロジェクト
都城に自生していた在来種の大豆を普及させ都城の新たな特産品にと名付けられた「みやだいず」。代表の吉田さんは、この「みやだいず」をまずは地元の人に親しみを持ってもらい身近な地域食にするための活動を行っています。
ケンコー食品工業さんの味噌の大豆はすべて「みやだいず」を使用した″生味噌”で乳酸菌や酵母といった身体にいい菌が生きています。じっくりと時間をかけて発酵させた生味噌は香りまで生きているような力強い深い味わいを楽しませてくれます。
学校給食にも「みやだいず」の蒸し大豆が使われていることを聞き、子供をもつ親としてなんだかうれしくなりました♪
もっと身近に味噌に触れて欲しいと作ったのが『手づくり味噌キット』
蒸し大豆と麹、塩を混ぜ合わせるだけととっても簡単でなんと15分でできるそうです♪
市内の幼稚園や保育園で親子味噌づくり教室を開催しているそうで 子どもたちは、味噌が発酵を終えるまでの間が待ち遠しいようでスーパーに行けば味噌に目が行き「お味噌汁食べたい」と献立へのリクエストがでた家庭が増えたそうです。
お味噌汁や朝ごはん自体を食べる家庭が減っている中 「やっぱり日本の朝食と言ったら白いご飯にお味噌汁」そうあってほしい、親から子へと残していってほしいなっと思いました。
~吉田氏の想い~
昔は地域収穫したもので食事が出来ていましたが、現在日本では大豆をはじめ様々な食品の原料を輸入品に頼っています。
でも情勢はいつ変わるかはわからない。自分たちで調達するすべを持っておかなければ自分たちの食文化を守ることができない。
みやだいずを守る上で、心配は尽きないし課題も多くその中でも農家の担い手不足も深刻です。
だから生産者から安く仕入れるのではなく少しでも高く買い取り農家が儲かる仕組みをつくりたい。生産してくれる農家がいないとものはつくれない。一人占めをしてもみやだいずは広まることはないし、地域の人に愛してもらえない。だからたくさんの方につかってもらって農家さんが安心して生産できるようにみやだいずの輪を広げていきたい。飲食店や地元の食品メーカーなど地域の力で地域の食を育て残していける仕組みをつくりたい。
(右)井ノ上亜里沙さん
みやだいずが大好きで今では、生活の一部というより身体の一部というほどみやだいずに惚れ込み、みやだいずと発酵食品を広めたいとケンコー食品工業㈱に入社。
生産者と顔を合わせながらつくる商品づくりを通して食の魅力を発信しています。
地元の生産者の商品開発などのお手伝いもしているので、お気軽にご相談ください♪
<新商品♡麹のコンフィチュール(ジャム)>
麹甘酒と地元の果物をかけあわせた砂糖を一切使用していないコンフィチュールです。
麹のふわっとした優しい甘さと香りに果物の甘酸っぱさが加わってこれだけでも上品なスィーツみたい♡
ヨーグルトやパンにつけるだけでなく オイルをたしてドレッシングにしたり、ワインをたしてお肉のソースにしたりといろいろな味わい方が楽しめるそうです。
果物は色付けや風味付けなんかじゃなくたっぷり贅沢に使われていて素材そのもののおいしさが十分に伝わります♪
常温品なのでお土産にもしやすいし、本当においしいから喜ばれること間違いなしですね(*´▽`*)