おいしいものが大好きな私の最高のスパイス♡
それは、『素材や料理を作った人たちのストーリー』
もちろんそのもの自体も美味しいんだけど、知ってる人や共感が持てる人、大好きな人が一生懸命作ってるって思ったら、その美味しさは何倍にも何十倍にもなる♪
だからみなさんにも知ってもらいたぃ
都城(らへん)の“食”を生み出す素敵な創り手さんのこと♡
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第3弾は都城市安久町で養豚業を営む永峰 智浩さんにインタビューしてきました(^▽^)/
永峰養豚は豊かな自然の中、といの立地条件を生かし、新鮮な水と空気を与えて、ストレスを与えないように広いスペースで床におがくずをまき、豚の本来の行動を防げないよう飼育している養豚場です。
調べた住所を入力していざ出発!!
方向音痴の私のナビは私と一緒で方向音痴…
案の定、迷ってしまい永峰さんにHELP☆ 送ってくれたマップにしたがって都城市内から志布志方面に国道222号線のくねくね道をひたーすら進む。
途中、“鹿児島末吉”の看板が出ていてまた迷ったかと心配になったけど、Uターンする脇道もなく、後ろに連なった車たちに焦りながらそのまま進んでいたらまたまた“都城市安久町”の文字。よかったぁ~(*_*;
そして無事に到着~(#^ε^#)
HARUKA 「まず、何から話そうかな~。」
永峰氏「なんでもどうぞぉ。」
HARUKA「では、永峰さんはおいくつの時に養豚を始められたんですか?」
永峰氏「農業高校の畜産科を出て、鹿児島の農大に行って、その後1年実家のここ永峰養豚で仕事して、それから丸2年アメリカに行って、23歳で帰って来た。」
HARUKA「アメリカに行った目的ってなんですか?養豚の勉強をされていたんですか?」
永峰氏「養豚の勉強もそうですが、最初は語学を学ぶために短大に行って、それから3ヶ月間リンゴ園の研修。そして1年3ヶ月養豚の農場に行ってその間にネブラスカの州立大でアグリビジネス・アニマルサイエンスなどを学んだ。」
HARUKA「ん~、なんかこの部分だけで聞きたいこと盛りだくさんな感じがするんだけど、なんでそもそもアメリカにいったの?語学はもともとできたんですか?鹿児島農業大学校で英語の授業受けてたとか。」
永峰氏「ううん、全然できなかった。たぶん、行くとき中学1年生レベル。高校でも英語はずっと赤点だったから(笑)今でもかけないですょ。2・3日行けば聞くのはまだ何とか大丈夫!」
HARUKA「すっごい勉強家のイメージだから頭いいのかと思ってた(笑)」
永峰氏「笑…。アメリカに行こうと思ったのは親父が行けっていったからかな。」
HARUKA「それは、アメリカが畜産技術に優れていたてことですか?」
永峰氏「一番進んでいるのはヨーロッパだけど、アメリカは日本よりは進んでる。でも、養豚の勉強をしに行ったというよりも、“社会勉強”をしに行ったって感じかな。」
HARUKA「お父さんから『アメリカに行って来たら』と言われた時、すぐ『じゃー行ってくるわぁ』って感じだったんですか?」
永峰氏「いや、『なんで行かんないかんけ』って感じだったけど(笑)。でも最後にはいい経験かなって思って。行って良かったよ。」
HARUKA「永峰さんはおいくつぐらいの時に養豚業を継ごうって思ったんですか?」
永峰氏「いつだろう…。多分中学生くらいかな。」
HARUKA「小学校の時は警察官になりたいとか、パイロットになりたーいとか思ってたんですか?」
永峰氏「小学校の時は、あんまりそんなこと考えてなかったけど、なんか前に小学校2年生の時の作文みたいなの読んだら刑事になりたいって書いてあった。“あぶない刑事”の影響かな(笑)」
HARUKA「なるほどね~(笑)。んじゃ中学生くらいの時には、養豚やりたいって言うよりも自分が継ぐわぁ!みたいな感じ?」
永峰氏「それもあるかな。自分が継がないといけないかなっと。3人兄弟の長男で妹2人だったしね。」
HARUKA「それで、農業の畜産科に行ったんですね。」
永峰氏「だね。ってか県立はそこしか受からんかったし(笑)勉強はあんまりしなかったからね。」
HARUKA「でも、アメリカに行っていた2年間はずっと勉強だったんですよね。」
永峰氏「大学行っている時は勉強だけど、リンゴ農園や養豚場行っているときはもう仕事だし。」
HARUKA「そのリンゴ農園と養豚との結びつきとかリンゴ農園もいって役に立ったこととかありますか?」
永峰氏「あんまりないかなー(笑)。しいて言えばトラクター乗れるようになったことくらいかな。あとはスペイン語を少し覚えたかな。」
HARUKA「アメリカに行って良かったなって思うことはなんかあります?」
永峰氏「あー、あんまり人見知りしなくなったかな。もともとは人見知りだと思う。」
HARUKA「それは外人さんの影響ですか?」
永峰氏「やっぱり自分の意見だったり、こうだとかあーだとか積極的に言わないと人が認めてくれないから。養豚場で働きながら夜は英語のクラスに行ってたんですよ。それも半強制だったんだけどね(笑)。
そこで、そこでメキシコ人や中国人、ウクライナ人とかいっぱいいる中で、毎日1Wordずつ覚えていくでしょ。で、その覚えたWordを使いたくて次の日、仕事場でそのWordに話を持って行くみたいなことはしてたね。出来るだけ外人さんと会話するようにはしてたんでそれがつながったのかな。英語の勉強と称して、ビール1ケース買って外人さんの部屋に毎晩行ってましたよ。相手はタダ酒だからずっと付き合ってくれますしね(笑)。
でもそれが、よかったかなぁ~。仲良くなった人が、また違う人を紹介してくれたりとか養豚場の中だけではない知り合いができましたね。」
HARUKA「他になんか良かったことってありますか?」
永峰氏「日本を外から見れたってことかな。」
HARUKA「大学卒業してから現在まで14年間ずっと養豚に携わっていてどうですか?まだまだ先は長いとは思いますが。」
永峰氏「どーなんだろう。どーって言われても難しいなぁ。。。自分に合っているか合ってないかは分からないけど、技術がずっと大事と思っていたけどここ2・3年は経営が大事だと思ってきだした。経営の勉強とかは率先して行ってるかな。」
HARUKA「生き物相手だとお休みとかはあまりないとは思うんですが、勉強会に行くときとかは不安になったりしますか?」
永峰氏「ちゃんと任せられる社員がいるから大丈夫ですね。」
HARUKA「豚さんを育てる上で気を付けていることは何ですか?」
永峰氏「健康な豚をつくるということですね。今は、“国産”とか“宮崎県産”とかって表示で売られているけど、今後は、自分たちが育てた豚に名前を付けたいと思っている。そしたら自分たちが育てた豚ってわかってもらえるから。」
HARUKA「今、豚さんは何頭くらいいるんですか?」
永峰氏「3000頭くらいかな。毎週100~150頭出荷している。豚は生後6ヶ月で出荷します。」
HARUKA「出産には立ち会うんですか?春が出産の時期?」
永峰氏「毎週生まれますよ。立ち合いは担当がいるから立ち会ったり立ち会わなかったり。」
HARUKA「毎週!?毎週生まれるんですか!?」
永峰氏「毎週15・16腹、1回に12頭とか生みますよ。」
HARUKA「すごーーぃ!飼育環境とかで気を付けていることってなんですか?」
永峰氏「温度管理と換気。子豚の成長で温度管理を重視するとこと換気を重視するとこが分かれますね。」
HARUKA「養豚していて大変だったことは何ですか?」
永峰氏「やっぱり病気。一昨年のPED(豚流行性下痢)は大変だった。うちも出たので。生まれてすぐのが3週分(約600頭)くらいで死んでしまった。」
HARUKA「逆に養豚していてよかたなぁって思うことは何ですか?」
永峰氏「養豚っていうかこの仕事していて良かったっていうのは、例えば普通の商店だったら同じ地域で同じ業種はライバルみたいな感じになるけど養豚は、そういう相手は“輸入品”って感じだから国内の養豚業者は仲がいい。研修会とかに行くと北海道から沖縄と多くの知り合いが出来るのは良いですね。
同じ業種の人が一緒になって頑張ろうってのは農業くらいかなって思いますね。」
HARUKA「永峰さんは東京とか遠くても研修会によく参加されていますよね。」
永峰氏「経営学は今もっとも学びたいことだから。世界の動きで社会情勢は日々変化するから。まさかこんなにまで原油の価格が下がるとは思ってもいなかったし。だから勉強しないとついていけなくなりますよね。そこを把握しとかないと失敗するかなって。
自分の中で、会社をやっていく上で欠かせないのは経営力だと思ってる。技術は常に進歩して行っているので最新の技術を学んでも5年たてばもう古いことになってることもある。これだけネット社会になっていれば多くの情報は入ってくる。もちろんその情報が集まるところ(勉強会)にもでていかなければネットだけだと間違った情報も入ってきてしまうから。
東京とかは月1ペースくらいですね。」
HARUKA「永峰さんはFacebookで豚の様子とかUPしていますがどういうことを伝えたいですか?」
永峰氏「最近あんまりしてないけどね(笑)。『農場ってこんなとこだよ』って知ってもらえればいいかなって。」
HARUKA「ちなみに永峰さんは牛・豚・鶏肉どれが一番好きですか?」
永峰氏「鶏かなぁ、豚も好きだけど。牛はほとんど食べないかも。焼肉もうちは豚と鶏だもんね。」
HARUKA「永峰さんお勧めの豚肉の食べ方は何ですか?」
永峰氏「焼肉!豚バラの塩コショウ!焼肉が一番じゃないかな。みんなでわいわい言いながら。」
HARUKA「会社でバーベキューされることもあるんですか?」
永峰氏「会社ではないね~。牟田町に行きますね(笑)」
HARUKA「結構行ってます?」
永峰氏「週1ィ」
HARUKA「それは多い~!!(笑)」
永峰氏「でも勉強会とか研修のときだけでプライベートはほぼないなぁ。飲み屋さん覚えたの結婚してからなんですよ。」
HARUKA「以外~!ちなみに結婚はおいくつで?」
永峰氏「25。アメリカから帰ってから1年後くらいにしてから。」
HARUKA「早いですね。アメリカから帰ってからお付き合いされたんですか?」
永峰氏「ううん。前から。アメリカ行くのもあなたが行くなら~みたいな感じですね。」
HARUKA「んじゃ待っててくれたんですね♡良いですね~♡」
永峰氏「ってことですね~。今、午前中だけ事務を手伝ってくれています。」
HARUKA「奥さんとも仕事のパートナーなんですね♪これから永峰養豚をどんな会社にしていきたいですか?」
永峰氏「社員さんがイキイキと働けて誇りを持っていけるような職場にしたいですね。」
HARUKA「会社を大きくしたいとかは?」
永峰氏「会社を大きくするってのは目的ではなく方法だと思ってます。何かの問題を解決する時に解決する1つの策が会社を大きくする事であって目的ではないです。ま~でも大きくしたいですけどね(笑)」
HARUKA「社員さんにはどういう感じで接しているんですか?」
永峰氏「普通に。社員さんには急がずに2年、3年、時には5年かかってもゆっくり覚えていってもらえればいいかなって。技術を身に付けていってもらえればもちろん有難いし、本人のやりがいにもなると思うし。だから、そうなりやすい環境を整えることが自分の仕事だと思ってます。」
HARUKA「永峰さんは、養豚を継がれて、現在も一緒にお父さんと働かれているってことですが、お父さんから学んだことってなんですか?」
永峰氏「そこだよね~(笑)。学んだことかー…やっぱ父親の背中を見てこの仕事したいと思ったから今、しているわけで。でも、今ぶつかることの方が多いかな~。でもなんだかんだ言っても口には絶対出さないけど俺の意見を尊重してくれているんだろうなって思うところはありますね。引退後は、ゆっくりしてもらいたいです。
自分が小さいころも養豚していたから泊りとかは無理だったけど遊びに連れて行ってもらったり、行事ごとには大概来てくれたし。家族を大事にしてくれていましたね。」
HARUKA「永峰さんの人柄ってどんなんなんだろぅ。今話した中でなんかストレートなきっぱり言うタイプな感じ。」
永峰氏「選ぶけどね~。正直に話す人とそうでない人。」
HARUKA「!!!え!何!今までのはどっちですか!?」
永峰氏「今までのはちゃんと話してますよ(笑)」
HARUKA「良かったぁ~、嘘ネタ書くとこだったわぁ~(笑)」
その後、養豚場を見学させて頂きました☆
生まれたての子豚ちゃんや想像より大きかった母豚さん。
カメラを向けるとすんごい警戒してピシュー!!って逃げるんだけど興味津々で近づいてくるのがかわいかった♪
永峰さんいわく、豚はすごく警戒心が大きいけど好奇心旺盛なんだとか☆
そしてなかなかレンズを向けると笑ってくれない永峰さんの笑顔写真も
GET(笑)♪
永峰さんの手はすんごぃ大きくて力強さを感じる手
これから先もずっとこの手で永峰養豚をそして都城の畜産を守り続けていって欲しいです(#^.^#)
永峰養豚Facebookページ:https://www.facebook.com/nagamineyoutonjyo/
そして、永峰さんからのリレーバトンは都城市蓑原町になる大石製茶の大石朝寛さんです(*^▽^*)
読者の方から創り手さんに聞いてほしいことなどあればお知らせくださぃ♪