子供の頃からず~っと秋から冬の間 何度もみかんの絵が描かれた大きな段ボールにぎっしり詰められたさつまいもたちが宅配便で我が家に届く
差出人は鹿児島の南さつま市で暮らすわたしのおばあちゃんだ
夕食後は、おばあちゃんに電話して兄弟3人で「お芋ありがとー」とかわるがわる受話器を回す
そのお芋でガネやさつまいものお菓子を昔からよく作ったものだ
今は、私の子どもたち おばあちゃんのひ孫が美味しいお芋が届くのを心待ちにしている
『秋になればおばあちゃんがつくったさつまいもが届く』それは私たち家族にとって特別なことでもなく〝当たり前”のことだった
でも、今期はそうもいかない
年々 歳をとるおばあちゃん 多分 畑に出て農作業できるのは今年までかなって
だから大事に大事に味わって食べたお芋たち
スィートポテト風ケーキには濃厚カスタードに香ばしいクルミを散らしたものと、さつまいもの甘煮をのせたものを♥
乱切りにして低温でじっくり揚げたらお塩をパラパラ シンプルも大好き♡
大学芋はスティックタイプ 出来立てのホクホク感も 冷めた時の周りの密のカリカリ感もどっちも好きだからいつも大量に作る♪
それでもあっという間になくなるけど(; ・`д・´)
しっとりとしたさつまいもケーキはぐるぐる混ぜて焼くだけなので夜仕込んで翌日のおやつに☆彡
おばあちゃん家に遊びに行くときにはおばあちゃんからもらったお芋で洋菓子を作って持って行くことが多い
「お芋でこんな美味しいものができるんだねぇ」って言ってもらえるのが昔からうれしかった
「おばあちゃんのお芋が美味しいからだよ」って
二人して照れながら笑った あのシワだらけの顔が大好きだ♡
そして最後のお芋はストーブでじっくりと焼きいもでいただきました(*´ω`*)
アルミホイルから溢れるたっぷりの蜜が焦げる甘~い香りが部屋中に漂うと空腹中枢が猛烈に刺激されて飛びついてしまいます( *´艸`)
もうすぐ春休み 子供たちを連れておばあちゃん家に遊びに行こう♪
まあるくなった背中をかわるがわるトントン叩いてあげるんだ
あったかいお茶をそそいで お菓子を囲んでいっぱい話をしよう
ぽかぽか眠くなったら 縁側でひなたぼっこしながら横になろう
そんなことを考えているとなんだかふと潮の香りがしてきた