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油津【第0回 食べるコトを通して地域交流】生産者トークセッション

MISa

楽しいこと、オモシロイこと、食べること 都城らへんの人・モノ・コトを私目線でご紹介します。

10月8日に日南市油津で開催された【第0回 食べるコトを通して地域交流】

生産者や料理人の想いを伝えるトークセッション。

 

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お料理のご紹介はこちら↓↓

油津【第0回食べるコトを通して地域交流】AYA’Sテーブル×生産者の個性が光るお料理

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今回の企画の主催である生駒さん。

 

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開催のきっかけは、宮崎市のカリーノ地下1Fにあるラディッシュセブンが開催している農家のごちそうバル

自身が仕事場を構える日南市油津でも開催したい!とのアツい想いが実現したそうだ。

 

・ラデッシュセブンさんの農家のごちそうバル
・AYA’sテーブルさんのフードテラピー
・北郷リトリートin蜂の巣キャンプ場
・油津商店街(油津応援団&Yotten&日南市民)

この4つの点が繋がって今回の”ファームテラス0”企画がはじまったと生駒さん。

 

 

そして、今回の「食」の提供者である生産者さんのトークセッションでは、会場からも興味深い質問が飛び交った。

 

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kanKotobuki En寿園・田中 伸佳 (Nobuyoshi Tanaka)さん。

みかん農家・寿園の三代目とNEIGHBORHOODみかん直売所兼カフェのオーナーと幅広く活動をされている若手生産者(28歳)田中さん。

祖父の代からみかん農家をやっているが、農家は口より手が動く
現場にいたら目の前のことに一所懸命になる、祖父や父の姿をみていて
良いものをつくっているのであれば、評価される販売をしたいと農業の傍ら直売所兼カフェのオーナーとして、みかんの販売も自ら実践しているという。
 
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●参加者からの質問:5年後の自分をどのように描いているか

 

田中さん:「buy local」=地域(ローカル)を買う

地域のひとが地域を買い支える、農産物でも商店街でもスーパーでも
○○産のものを買うということは、その土地のものに投票するということと同じこと。
 
消費者が地域を応援する=地域の人も心が豊かになると思います。
だから、まずは自分がbuy localを実践していき地域を支えていきたい。

 

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地域が潤う為に、自らが動いていく。

行動力と思いのある生産者さんです。

 

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kan日南赤豚・酒井養豚 酒井 孝治さん。

 

40年以上、酒井養豚で豚を養い続けている酒井さん。
酒井さんの豚は通常110kgで出荷されるのに対し、120kg以上で出荷されるそうです。

120㎏以上に飼育すると脂肪ばかりが増え赤身は増えないそうですが、酒井さんの匠の技で、日南赤豚は筋肉質でマッチョな身体。

小規模で愛情豊かに育てている豚達はストレスなく、すくすくと育っているそうです。

 
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●参加者からの質問:”ファームテラス0”企画の話がきたときに感じたことは?

 
酒井さん:私は自分でやれることはなんでも自分でやる、
何かやろうと思っている人に対しては、加勢をしたいと思う性分です。
 
パラリンピックでの一幕で、『失ったものを数えるよりも残されたものを最大限に活かせ』という言葉がありましたが、農業はどんどん衰退しています。
 
ですが、残されたものをなんとかしないといけないと思い動いています。
 
 
経済に打ち勝つのは大変難しいですが、食べたいと思ってくださる方がいる限り作り続けたい。
そう思いながら続けています。
 
食べてもらえる人がいてそれを繋ぐ、こういった場が続いていってほしいと思っています。
 
 
 

 

 

 

 

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kan北郷町 原木しいたけ茸蔵 (たけぞう)黒木慎吾さん。

 

原木椎茸をはじめて10年になる茸蔵さん。

就農のきっかけは、以前勤めていた八百屋さん。

当初、野菜の味はほとんど知らず、見た目と売り上げだけを考え野菜を販売されていたそうです。

 

あるときに、菌床椎茸と原木椎茸の食べ比べをすることになり、そのとき初めて原木椎茸の美味さに気づき、驚きと同時に、野菜屋に勤めている自分の野菜への関心のなさに恥ずかしい思いが巡ると同時に、野菜の面白さに感動をうけたのがはじまり。

そして、原木椎茸のうまさを知らない方が多いことを知り、勉強を重ねていく過程で、宮崎は原木椎茸の生産地であることがわかったそう。
原木椎茸の生産は重労働で大変であり、止める方が多いという中で、
茸蔵さんは『やめる人がいるならやってみよっかね』と思い始めたときに、ある人から農業はやりたいが、やれない人もすごく多い。
やりたい気持ちがあり、且つやれる環境がある人が始めるべきである。と言われ、ハッとした。

その時に仕事を辞め、農業を始める決意を固めたそうです。

 

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●参加者からの質問:”ファームテラス0”企画の話がきたときに感じたことは?

茸蔵さん:作ってくれる人がいて、食べてくれる人が目の前にいて。
美味しい!と言ってくれる声を直接きけるのはすごく嬉しいことです。
 

みんなでワイワイ美味しく楽しい場、

笑顔になってくれるのが一番幸せです。
 
 こういう機会が色々なところにあればいいな、是非どんどん参加し協力したいと思っています。
 
 
 
 

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 kanAYA’Sテーブル 山口阿弥さん

マクロビオティック、薬膳、アーユルヴェーダ、YOGAやWATSUセラピー、、、様々な食事療法やボディワークを経て、お野菜いっぱいAYA’sテーブルスタイルを発信。
現在は伊豆を拠点とし、東京・宮崎など各地で活動を続けている。

 

●参加者からの質問:“今日の感想”

 

 AYAさん:私はいままで、野菜料理を10年してきています。
こだわりの野菜だったりをお取り寄せすることも多かったのですが、宮崎にかえって、農家さんの顔をみてお野菜をいただくことができるようになって自分のお料理がすごく変わったと実感しています。
 
 
本当に思いをこめてつくられている農家さんのものはキャラがかぶです。
 
最初に食材をみたあとに、生産者さんにあうと“あー、この人だからこういう味なんだな”と。
 
良い食材・個性、大事にしている思いが、どこかしらで食べたときに感じるのだなと思います。
 
直接生産者さんにお会いして買えるようになってからは、味にこだわるよりは、◎◎っぽさを出す。イメージでお料理を組み立てることが多くて。
 
今日も2年ぶりにお会いして、改めて、やっぱりこの人が作っているからこの素材なんだなて思います。
 
私自身の目指している料理もそこで、自分が大事にしているもの、自分らしさをお料理に出せたら良いなと思いながら料理を作っています
 
生産者さんが大事にしているものが、食べたときに感じるお料理を作っていきたいと改めて感じた今日でした。
 
 
 
 
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本日司会のお二人★

写真左:日南市油津商店街テナントミックスサポートマネージャー/株式会社油津応援団取締役 木藤亮太さん

写真右:catena株式会社 代表取締役 宮田理恵さん

 

 

 

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食をいただくまでの過程に在る
“生産者の「食」に対する溢れる想い”、
“素材と生産者に対する料理人の真摯な想い”
それを消費者が、味わい感じながらお料理をいただける場は関わる人みんなの心が豊かになり、食をいただくときにイメージが広がることで、食べるということがもっともっと幸せになる。

 

どんどんこういった企画が増えていって欲しいと思うとともに、ビィハピでも生産者さんと共に過ごせる企画を増やしていきたいなと改めて思わせていただきました。

 

そして企画されている皆さんの日南愛に感銘を受けた一日でした。

 

最後に司会の宮田理恵さんの言葉がとても印象的でしたのでご紹介します。

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食べものを選ぶとき、料理するとき、家族で食べるとき、生産者さんの笑顔や、圃場の景色が浮かびながら食することの幸せは、食べる人も幸せにして、

生産者達も幸せにし、更に、食べものだけでなく、自然や生産者への感謝が循環し、

生産者に伝わると、もっといいものを作りたいというHappy連鎖が起こる

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生駒さん、素敵な会に参加させていただきありがとうございました。

 

Navigator:ビィハピ フジタカ

 

 

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油津【第0回食べるコトを通して地域交流】AYA’Sテーブル×生産者の個性が光るお料理

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“食”のはじまりはここから