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幻の尺ヤマメと黄金いくら つくり手『池辺美紀』氏

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楽しいこと、オモシロイこと、食べること 都城らへんの人・モノ・コトを私目線でご紹介します。

三股町は長田峡の奥地に自然美しい場所がある。

しゃくなげの森

都城市内から車で走ること30分

こんなにも美しい場所が、あったとは思いもしなかった。

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宮崎県立鰐塚自然公園の豊かな自然の渓流。

その冷たい流れを活用し渓流の女王ヤマメ40万尾を育成。

その中から特別なものを選別し2年の歳月をかけて丹念に育てあげ、幻の魚尺ヤマメ8000尾を育成する、池辺ヤマメ養殖場

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2度にも渡り皇室献上品となったという『幻の魚 尺ヤマメ』そして、『黄金いくら』。

この時期、黄金いくら収穫・採卵のシーズンであるということで、池辺ヤマメ養殖場 2代目 代表である『池辺 美紀』さんが、養殖場を案内してくださった。

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環境カウンセラーでもある池辺さん。

この土地に来たのは、3歳のとき。
今では、この森が自分のもののように感じているという。
水があって藻が生えて、それを食べる水生生物、昆虫、鳥達も生きていける自然がある。
森の木々がなければ、生命の源である1滴の滴は生まれてこない。

この自然は私たちが守っていかないといけない。

そして、たくさんの方にもっともっと、この森を知ってほしい。

優しい口調で語る池辺さん
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胸が高ぶるほどの美しい自然。

春は、約3万本もの美しいしゃくなげが森を彩り

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夏は、ヤマメ釣りや、つかみ取り、カヌー体験教室など様々なイベントで賑わうそうだ。

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この自然の恵みから育まれた幻の川魚尺ヤマメ。

 

採卵シーズンである10月末から12月中旬。

池辺さんの仕事は、極寒の中、深夜までつづく。
冷たい水・寒さ・孤独、自分との戦いである。

 

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池辺さん『ヤマメの養殖は、生命と対峙し、日々の自然条件を理解しながらのなりわい。
大変ですが、だからこそ、誰でもはできないことなので、やりがいのある仕事です。』

 

神経をすり減らし、自然の力と向き合いながらの仕事。

この大変な仕事は、小さいときから父の姿を見てきた、池辺さんだからこそできる仕事だ。

 

取材したこの日は、1年のうちで2週間しかない、採卵・受精の貴重な作業風景も見ることができた。

 

ヤマメの卵が採れるかどうかは、一匹一匹この採卵作業まで分からない。

●採卵作業

 

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2年間育て上げたヤマメの価値がこの瞬間に決まる。

今まで積み上げてきた、苦労が報われる最高の瞬間だという。

やっとここまできた…と。

 

●採卵人工授精作業

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生命が繋がる瞬間に息をのむ。

この一瞬の作業が次の生命に繋がる瞬間なのである。

 

 

シーズン中の作業は果てしなく続く。

●検卵作業

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深夜3時半、水の音だけが響くこの場所で、早朝からヤマメ発眼卵の検卵作業。
検卵で拾っていくものは、白い死卵、目が小さな微弱卵。目がない未受精卵。
先丸ピンセットで、一個づつ取り除く。その数200万粒以上。

 

池辺さん『気が遠くなる作業だが、1個の死卵の水カビが健康な卵にまで影響を及ぼしてしまう。

誰にもはできない繊細で大変な作業です。

だからこそ、追随を許さない特殊な仕事とも言えます。』

 

ヤマメの成長スピードに人間が合わせなければならない大切な時期。

生命のスピードを常に見極めながらの作業が続く。

 

孤独な作業の中、疲れはピークに達し、船を漕ぎ、手の力が抜けてピンセットが落ちてしまうことも。

 

池辺さん『ヤマメがなく困り果てている全国の養殖場。持っていった先が、最後の頼みの綱だと、ものすごく感謝してくれているのです。

商品をもっていってお金をいただくのに、ここまで感謝していただける。

こんな仕事はなかなかないですよね。すごい仕事だなと実感します。

このような養魚場のためにも、頑張らなければならないという使命感もあります。』

 

 

全国各地へと届けられる幻の尺ヤマメは、2年間で体調30〜40センチ、重さ1〜2キロまで成長するという。

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池辺さんのヤマメは他ではみないほど肉質も良く、かなり大きなもの。

養殖の世界の中でも、これだけの尺ヤマメを2年間育て上げ、しっかり確立できているのは池辺ヤマメ養殖場しかないという。

 

尺ヤマメの受精率は通常7割、良くても8割という中で、池辺さんの尺ヤマメは97%という驚異的数字だ。

 

そこには、この土地の美しい環境と、毎日毎日の餌の管理、そして先代から受け継ぎ作り上げた養殖の技術。

更には、家族の強い絆があった。

 

池辺さん大変な作業の先には必ず食べてくださる方の美味しい!という笑顔が待っています。

その笑顔をイメージしながら毎日丹誠こめて励んでいます。

本当に美味しい、この尺ヤマメの美味しさをまだまだ伝えきれていないのですよ。

父の思いを受け継ぎ、次の世代に伝えること。

尺ヤマメの美味しさをもっともっと伝えていき笑顔を増やしていくこと。

それが私の大きな使命 だと思っています。

 

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取材の最後に、池辺さんのご好意で私たちも幻の尺ヤマメと黄金いくらを味わうことができた。

言葉がでないほどの美味しさ。この場所で是非たくさんの方に味わっていただきたい。

 

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しゃくなげの森

住所: 〒889-1911  宮崎県北諸県郡三股町長田5268
電話:0986-54-1367
FAX :0986-54-1371

尺ヤマメ・黄金いくら・幻の尺ヤマメスモーク
オンラインショップ

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●後書き●

川魚とは思えない淡白な甘みと歯ごたえ。

黄金いくらはプチプチっと口の中に広がる甘みがとろけるほど幸せの味でした。

池辺さんのアツい思いと丹誠込めて育て上げられたヤマメ。

是非一度味わっていただきたいです。

そして、しゃくなげの森の豊かな自然に感動でした!

春・夏と足を運びたい!

ヤマメ養殖を始められた、お父様の思い。

しゃくなげの森の心があたたかくなる立ち上げストーリー。

まだまだ、しゃくなげの森について語りつくせません!

ので、こちらはまたお伝えします★

池辺さんありがとうございました。

記事:フジタカ
photo:HARUKA’S食ブログ

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しゃくなげの森

住所|Address 宮崎県北諸県郡三股町長田5268
電話|Tel 0986-54-1367
ホームページ|web http://yamame.syakunage.org/

※情報が変更になっている場合があります。

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