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ー 愛のスコールー Dairy

愛のスコール~♪

子どもの頃、つい口ずさんでしまったCMフレーズ
シュワッと甘酸っぱくて すっきりとした甘さのスコール
子どもの頃から大好きで 思い出のある飲み物

 

 

宮崎発、日本初の乳性炭酸飲料「スコール」

宮崎発、日本初の乳性炭酸飲料として生まれ、今や幅広い世代に親しまれているスコールは、昭和46年生まれの昭和47年発売。

スコールは、45年もの間、多くの人々の喉をうるおし、愛され続けました。

しかし、本当のはじまりは、その10数年前にさかのぼるのでした。

 

昭和30年代、安定しない乳価や年々増える冬場の余剰乳問題など、南九州の酪農家と酪農協は苦境のなかにいました。

厳しい状況のなか、地元の酪農家が生産した生乳を自分たちで加工、販売しようと、「南部」「大隅」「志布志」の酪農協同組合が出資して『南日本酪農協同(通称南酪=デーリィ)』が誕生しました。

 

初代社長には、大手乳業メーカーの出身で、乳製品加工技術や経営のノウハウを持つ、当時、まだ36歳だった木之下利夫氏が迎えられました。

とはいえ、設立当初は波乱のスタート。

南九州の酪農は、高温多湿な気候から、需要の伸びる夏場は牛の乳の出が減り、逆に冬場は乳が余って生産者を悩ませました。

冬場に需要が落ちる飲用乳は、貯乳タンクが満杯になると新しい生乳と入れ替える為に廃棄されていました。

その後も南九州では、酪農家にとって厳しい状況が続きましたが、酪農家を不安にさせないよう、南酪では「いつでも全ての乳を酪農家から買い入れる」というルールを設けていました。

 

「日本初の製品がつくりたい」「新しいジャンルの乳製品をつくりたい」

酪農家を守るため、余剰乳を解決する新たな乳製品開発に挑み始めました。

 

ある日、釣りが好きだった木之下社長が磯釣りに行った際、持参していた牛乳とサイダーをクーラーボックスの中でこぼしてしまいました。

シュワッと牛乳が泡立つの見て、「これだ!』と木之下社長が閃きを感じたことが、スコール誕生のきっかけとなりました。

 

『乳性炭酸飲料」という牛乳と炭酸を組み合わせた斬新なアイディアは、「南九州の酪農家が愛情込めて育てた安心で安全な牛乳を一人でも多くの人に届けたい」「牛乳嫌いな子どもたちにも、栄養豊富な牛乳を飲んでもらえる方法はないか」

という、初代の木之下利夫社長の思いからでした。

 

「南酪らしい、乳を活かした炭酸飲料はできないか」と試行錯誤し、長い研究を重ねた結果誕生したのが、当時全く新しいカテゴリーだった日本初の乳性炭酸飲料「スコール」です。

 

「酪農家から生まれた会社だから、乳のことでは負けられない。」

開発者精神と乳業メーカーのプライドがスコールを生みました。

 

名キャッチコピー「愛のスコール」

その愛とは、「栄養豊富な牛乳の入った安心して飲める炭酸を」という”子どもたちへの愛”

そして、”酪農家や牛乳への愛”

スコールとは、まさしく南酪の”人間愛”を形にした飲料なのでした。

 

 

 『スコール』という名前の由来

『スコール』という名前はデンマーク語で『乾杯!!』という意味

もう一つの意味は、熱帯地方の「スコール=夕立」です。暑さをやわらげ、大地にうるおいをもたらす夕立。
牛乳の恵みに『乾杯!!』、そして、乾きをうるおす恵みの雨『スコール』
という意味でネーミングされました。

 

 

みんなに愛される『スコール』

昭和47年、ついに日本初となる乳性炭酸飲料「スコール」の販売が開始。

スコールは業界の注目を集め、関西へも進出。

水着の外国人女性を起用した 当時のキャンペーンポスターが人気となり、どこに貼ってもすぐにはがされてしまうほど話題になりました。

また、当時、人気だったクジ付きアイスクリームにヒントを得て、瓶の王冠の裏にクジを付けて売ったところ、子どもたちの間で瞬く間に話題に。

このクジ付スコールが大当たり!

小売店の前には 王冠の裏側の当たりを探すため、瓶を斜めに傾けて凝視している子どもたちの姿がよく見られました。

 

百花繚乱のフレーバー

これまで、子どもたちの喜ぶ顔を思い浮かべ、様々なフレーバーが誕生。
バリエーション追加でさらに快調。
フルーツ味は、レモン、アップル、パイン、日向夏、メロン
変わったところでは、ミルクセーキや、シャルドネ&カベルネなどもありました。
多くの地域で人気拡大中です。

今では、業界の異なるメーカーとのコラボレーションでスコールキャンディ、アイスバー、ホワイトサワーなど様々な商品も登場しています。

 

 

 

 

―もっとみんなのスコールに―

酪農家生まれの乳業メーカーがつくった、牛への愛・酪農家への愛、人への愛が込められたスコール。

数十年来のファンにも、スコールにあまり馴染みのない人にも、これからもっともっとスコールを好きになってほしい。
もっと多くの人に、甘酸っぱいひとときを過ごしてほしい。

 

 


『愛のスコール』

今までも、これからも。 たくさんのシュワッと甘酸っぱい 思い出ができるのでしょうね☆

 

 

 

 

 

都城市パンフレット『ただいま わたしん地』

取材協力:デーリィ南日本酪農協同株式会社

写真:HARUKA

動画:ビィハピ × trimgraph

記事:RINA

ソウルフードページ:https://behappiness.jp/gourmet/soul-food

 

SOUL FOOD懐かしくて、愛しくて ふと食べたくなる思い出の味