大分県出身の南さん、農業をされている祖父のお手伝いを小さいころからしていたことがきっかけとなり、高校卒業後宮崎大学農学部に進学。
4年間の大学生活の中で宮崎のことが好きになったそうです。大学卒業後は、熊本のいちご農園で一年間研修し、北郷町に就農。
熊本での研修の時にさがほのかのことを知り、他の品種よりも酸味が少なく甘みが強いさがほのかを現在栽培されています。
楽しい農業をしたい南さんは、人が集まれる観光農園をされています。この観光農園は農業4年目から始められ、1月～5月下旬の間はいちご狩りを楽しむことができます。
また、楽しい農業をすることだけでなく、その楽しさを伝えることを大事にされており、昼間とは異なる、夜にしかないいちごハウスの雰囲気も楽しんでもらえるような「strawberry night」という企画もあります。
夜のいちごハウスでライブを行ったり、今年の2月～4月は毎週土曜日18時～21時に営業されたりしたそうです。
いちご狩りができたり、ライブや夜のいちごハウスを楽しめたりする、南いちご農園さんの観光農園ですが、南さんはこの中で、農薬についてなど食の安全について農家側から伝えることやお客さんとのコミュニケーションを大切にしています。
いちごのシーズンである冬と春には、フレッシュないちごのみ使用したコンポートやジャムを、そして夏と秋は、いちごだけでなく別の農家さんから仕入れた新鮮なブルーベリーも一緒に入ったミックスジャムを製造販売されています。
どちらの商品も奥様の恭子さんが3日間という時間と愛情をかけて作られています。
ちなみに商品にもイチゴの絵が描かれたラベルがありますが、なんと恭子さんのお姉様がデザインされたそうです。
今回は夏・秋限定商品のミックスジャムをパンケーキのトッピングにいただきました。
ブルーベリーの実がゴロゴロ入っていて、いちごだけでなくブルーベリーの風味も楽しむことができ、九州パンケーキと相性がいいジャムだと思います。
ぼんち市にも出店されているので、どうぞ足を運んでみてください。
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南いちご農園（みなみストロベリーファーム）
〒８８９－２４０２ 宮崎県 日南市北郷町郷之原乙1269
TE：090-8401-5373
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記事：都城商工会議所 中村 祐佳
