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焼酎文化を知る  第1段 南交(なんこ)

HARUKA

何よりも大好きなこと“食べること” ・ “作ること”。 おいしいものがあれば、Happyになる*みんな笑顔になる*大事に育てられた野菜も果物もお肉も魚もすべてがご馳走。美味しいものをこれからどんどん紹介させてくださいね★

本格焼酎と南交(なんこ)

 

霧島の麓 都城は、霧島山系より湧き出る清冽な水と広大な大地が生み出すエネルギーを蓄えた甘藷と米、そして伝統を重んじ技を磨く職人の手が巡り合い生み出された素晴らしい焼酎が数多くあります。

 

芳醇な香りとまろやかな味わいはごくりとのどを通せば胸を熱くし、鼓動を高鳴らせます。

その余韻にいつまでも浸りたくなる焼酎に欠かせなかったのがこの〝なんこ″です。

今ではお酒の席には、カラオケが主流になりこのなんこを目にする機会も減ってきています。

 

<なんこ>

島津藩は昔から南方との貿易が盛んで南方商人との取引をする際の接待の道具として酒宴の場でもともとは利用されていました。

 

頬がほんのり色づきお酒が心地良くなったころ、酒宴が賑やかになり、なんこが登場します。

お互いに3本ずつ玉をとり、自分の玉の数を相手にわからないよう片手で覆い握り前に出して相手と自分との合計数または、相手の持ち玉数を言い当てるものです。

焼酎の入った黒ぢょかと盃が置かれていて負けたほうが杯の焼酎を飲みます。

勝った方にも『花』と称してときどき献杯されます。

〝数当て″という単純な遊びだからこそ遊び心があり面白い駆け引きも生まれます。

数は1本、2本というのではなく「げたんは」「げたんめ」「みやこんじょ」「天皇陛下」など地域内でも場所によって言い方が変わります。

 

実際やってみると思った以上に盛り上がるんです♪

子供は子供同士でジュースを準備してなんこ大会をして飲みたいがためにわざと負けたりして(笑)

 

 

これもまた一つ残したい風景ですね☆

 

なんこは道の駅都城・山之口などで販売されています。

 

 

 

 

TRADITIONAL残していきたい想いがある 伝えていきたい想いがある