『算法少女』(さんぽうしょうじょ)は、安永4年に江戸で出版された和算書で、当時、唯一の女性著者が書いた珍しい本とあって、その意味でも日本の文化史上貴重な本なのです。
本映画は、その『算法少女』の誕生を 著者である13歳の少女〝あき″の暮らしに起きた出来事を通して、優しさと切なさそしてユーモラスを盛り込んで描かれた作品でした。
監督は、都城出身の外村 史郎氏(明道小→姫城中→都城西高)
なんとたったお一人で、パソコン上でコツコツ描かれたそうです。
通常、そういったパーソナル・アニメーションは30分ほどですが、本作品はなんと98分の長編で作画に4年を費やし、完成までに7年もの時を要した作品です。
ストーリ―自体に見どころが数多くある作品ですが、私は何といってもその映像・音・光の美しさに感動しました!アニメーションでしか、いや、外村監督でしか描けなかっただろうこの世界観は壮麗で光に満ち溢れ、引き込まれる感覚は実際に観た人にしか味わえないと思います。
少女の幼さ、かわいらしさ、人を想う気持ち、そして強さが見事に表現されています。
〝算法″というとなんだか言葉だけで難しく聞こえるかもしれませんが、数学の苦手な私も全く問題なく楽しめましたどころか、むしろあきの算額が好きで好きでたまらない姿に数学って面白いかもって( *´艸`)♪
また、子供さんだけでなく大人の方にも本当にお勧めしたい作品です。
都城では5月27日(土)のみの上映となりますので是非見逃さないでくださいね。
当日は、外村監督も舞台挨拶に来られますよ♪
【算法少女】
上映日:5月27日(土)
時 間:第1回 10:30~12:10
第2回 14:00~15:40
第3回 19:00~20:40
会 場:都城市ウエルネス交流プラザ
料 金:前売り 大人1,000円・当日1,200円
小中高500円(未就学児 無料)
※ウエルネス交流プラザにてチケット販売中
問合先:シネサロン都城 0986-80-6028